「長年親しんだロングヘア、これからも楽しみたいけれど、何だか昔と印象が違う…?」 「お手入れが大変に感じたり、もしかして老けて見えているのかしら…」
年齢を重ねる中で、髪質の変化とともに、そんな風に感じることはありませんか。
でも、ご安心ください。いくつかのポイントを押さえるだけで、60代のロングヘアは、大人の女性ならではの品格と若々しい魅力を輝かせてくれます。
ここでは、素敵なロングヘアを続けるための秘訣や、新しい自分に出会えるヘアスタイルを、分かりやすく丁寧にご紹介します。
<記事のポイント>
・ロングが老け見えしやすい要因と避け方を理解
・手入れを軽くして清潔感を保つ実践ポイント
・代替スタイルの特徴と似合わせの方向性
・長さ別の印象とメンテナンスの目安を把握
60代でやってはいけない髪型・ロングの注意点

長年親しんだロングヘア。素敵にキープしたいけれど、少しポイントを変えるだけで、もっと若々しく洗練された印象になるんですよ。ここでは、大人のロングヘアで気をつけたい点と、より素敵に見せるためのヒントをご紹介します。
- おばさんぽくない印象に
- 手入れが楽な髪型の基本
- ミディアムレイヤーの注意
- セミロングの似合わせ
- ミディアムボブのポイント
おばさんぽくない印象に
年齢を重ねたロングヘアで一番気をつけたいのは、「シルエット」と「髪の質感」です。
トップのボリュームが落ちてきて、毛先だけが重たく広がってしまうと、どうしても重心が下がって見え、お顔の印象が間延びしたり、疲れて見えたりしがちです。また、動きのない重たいストレートヘアは、お顔に影を作り、表情を硬く見せてしまうことも。
【解決のヒント】
大切なのは、お顔周りに軽やかな動きをプラスすること。例えば、頬骨のあたりから顎にかけてレイヤー(段)を入れると、ふんわりとした空気感が生まれて、気になるフェイスラインを優しくカバーしてくれます。
前髪も、厚い直線的なスタイルよりは、少し透け感を持たせたり、自然に横に流したりすると、表情全体が明るく見えますよ
手入れが楽な髪型の基本

素敵なヘアスタイルを維持するには、「ご自宅でのお手入れの手軽さ」が何よりも大切です。美容院帰りだけでなく、毎日ご自身で乾かすだけで形が決まるような、再現性の高いカットを美容師さんにお願いしましょう。
そのためには、髪の根元をふんわりと立ち上げるように乾かしたり、ご自身の髪のクセや広がりやすい部分を理解して、ピンポイントで毛量を調整してもらうことが重要です。
表面の艶は残しつつ、髪の内側で軽さを出してもらうと、まとまりと軽やかさの両方が叶います。
ミディアムレイヤーの注意
髪に動きと軽やかさを与えてくれるミディアムレイヤーは、とても華やかな印象になるスタイルです。しかし、レイヤーの入れ方には少し注意が必要です。
段を高く入れすぎたり、量を軽くしすぎたりすると、かえって髪がまとまりにくく、パサついて見えてしまうことがあります。
特に、髪の表面に短い毛がたくさんできてしまうと、艶が出にくくなることも。
【解決のヒント】
レイヤーを入れる際は、お顔周りを中心に、頬骨や口元のラインから始めるなど、低い位置から控えめに入れるのがおすすめです。表面の長さと艶を残しながら、内側で質感を調整してもらうと、上品な動きが生まれます。
セミロングの似合わせ

ロングの女性らしい雰囲気を保ちながら、ぐっと扱いやすくなるのがセミロングです。肩から鎖骨あたりで揺れる毛先は、首元をすっきりと見せ、お顔の色をワントーン明るく見せてくれる効果も期待できます。
肩にあたって自然に外ハネするスタイルも素敵ですし、毛先が内側に入りやすいようにカットしてもらえば、上品で落ち着いた印象にもなります。
どちらのスタイルも楽しめるようにカットしてもらうと、その日の気分や服装に合わせてアレンジできますね。
ミディアムボブのポイント
大人の女性の髪を最も美しく見せてくれるスタイルの一つが、ミディアムボブです。切り揃えられた毛先のラインが髪の艶を際立たせ、清潔感と品格を演出してくれます。
乾かすだけで形が決まりやすいので、お手入れが簡単なのも嬉しいポイント。えり足の生え癖に合わせてすっきりとカットしてもらうと、後ろ姿も美しく見えます。表面にごく浅いレイヤーを少しだけ入れてもらうと、重すぎず、柔らかな動きも楽しめます。
60代でやってはいけない髪型・ロングの代替案

「思い切ってイメージチェンジしてみたい」という方へ。ロングヘアからの移行におすすめの、扱いやすくて素敵な代替スタイルをご紹介します。
- ミディアムウルフボブの印象
- ぽっちゃりさんのウルフカットの工夫
- かっこいい髪型の作り方
- 若く見える素敵なヘアスタイル
ミディアムウルフボブの印象
ボブの安定感と、ウルフカットの軽やかさを良いところ取りしたのがミディアムウルフボブです。トップはふんわりと丸みがあり、えり足にかけて自然なくびれができるのが特徴です。
この「くびれ」が、気になるフェイスラインをきゅっと引き締めて見せ、メリハリのあるシルエットを作ってくれます。
後頭部に自然なボリュームが出るので、横顔も美しく見えますよ。手ぐしでさっと整えるだけでお洒落な動きが出るのも魅力です。
ぽっちゃりさんのウルフカットの工夫

フェイスラインをすっきりと見せたい、とお考えの方には、ウルフカットのレイヤーを入れる「位置」がとても重要になります。
レイヤーを入れる位置が高すぎると、かえってお顔の丸みを強調してしまうことがあります。頬骨の少し下あたりからあごのラインにかけて、包み込むようにレイヤーを入れると、フェイスラインがシャープに見え、視線を自然にそらしてくれます。
えり足はすっきりとさせることで、首を長く見せる効果もあります。
かっこいい髪型の作り方
大人の「かっこよさ」は、過度な装飾ではなく、「素の髪の美しさ」と「骨格に合ったカット」から生まれます。
清潔感を感じさせる艶、すっきりとしたカットライン、そして風に揺れるようなほんの少しの動き。この3つのバランスが大切です。
例えば、分け目をきっちり決めずに、その日の気分で左右に流せるようにしておくだけで、抜け感のあるこなれた印象になります。
仕上げのスタイリング剤も、オイルなどをつけすぎず、保湿力のあるミルクなどで潤いを補い、毛先にだけ少量のオイルで艶を足す程度にすると、品の良い仕上がりになります。
若く見える素敵なヘアスタイル

若々しく見えるかどうかの鍵は、実は髪の長さよりも「艶の輝き」と「トップのボリューム感」にあります。
髪の表面が光を反射して「天使の輪」のように艶やかに輝いていたり、トップがふんわりとして視線が自然と上に集まるようなスタイルは、それだけでお顔の印象をリフトアップして見せてくれます。
ロングヘアを続ける場合でも、顔周りに動きを出したり、前髪を軽くしたりすることで、視線を上に集めることは可能です。
もちろん、セミロングやボブに移行することも、扱いやすさと若々しい印象を両立させる素敵な選択肢ですよ。
60代でやってはいけない髪型・ロング編まとめ
これまでのポイントを、今後のスタイル選びに役立つように簡潔に整理しました。
- ロングが老けて見えるのは、シルエットの重さと顔周りの影が原因
- 顔周りのレイヤーで、気になる部分をふんわりカバー
- 前髪は厚い直線よりも、軽く流して抜け感を出す
- 毎日のお手入れは「乾かすだけで形になる」設計が基本
- 毛先だけを軽くしすぎず、髪全体の質感を大切に
- 艶は清潔感と若々しさの源
- セミロングは首元の「抜け感」で明るい印象に
- ミディアムボブは髪の艶を最大限に活かすスタイル
- レイヤーを入れる際は、位置と量に注意して上品な動きを
- ウルフボブの「くびれ」は、すっきり小顔に見せる効果が
- オイルのつけすぎは重さの原因に。保湿をメインに
- 無理にロングを維持せず、新しい自分に出会うスタイルチェンジも楽しむ
一番大切なのは、ご自身が鏡を見て「素敵だな」と心から思えることです。ぜひ美容師さんと相談しながら、あなたにぴったりのヘアスタイルを見つけて、毎日をもっと輝かせてくださいね。
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